木材が市場(製材所)に届くまで
①入札(商談)
山の所有者から立った状態の木を買います。
この段階までに下見を行い、どのような方法で木を運び出すのか、大筋では決まっています。方法によって値段が変わってくるからです。
②伐採
チェーンソーの他にもいろいろな道具を使って木を切ります。木を倒す方向も大変重要です。
③葉枯らし
木を倒したら、そのまま3ヶ月ほど置いておきます。(この期間は季節によって異なります)木を乾燥させる事で、集材しやすくなる事と、色が良くなる事で丸太としての価値が大きく上がります。(この工程は杉のみで、杉でも行わない事もあります。)
④集材
川口屋ではほぼ100%架線を張り、集材機を使って木をふもとまで下ろす方法を用いています。これを架線集材といいます。この架線の張り方によって仕事の効率が大きく変わってきます。
全く同じ現場は2度とない為、臨機応変さが求められ、経験がものを言う難しい仕事です。近年ではこの方式を全く行わない事業体が多くなりましたが、川口屋ではこの技術を高め、引き継いでいくものとして大変力を入れています。
⑤造材
製材用に枝を綺麗に払い、適当な長さに切ります。木の形状や太さによって、最適な長さが違います。どうすればその木を1番生かせるかを心懸けます。(この作業は、集材前に山の中で行われる場合もあります)
⑥仕分け
木の種類、長さ、太さに応じて、行き先別に仕分けします。
⑦運搬
トラックに積み込み、安全に気をつけて市場などに届けます。
その後、製材されたり、合板となったりして日本全国の様々な場所で使用されています。
株式会社 川口屋
〒515-1723 三重県松阪市飯高町乙栗子124
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E-Mail. info@kawaguchiya.net